ITパスポート合格体験記:効果的な勉強法と実践的アドバイス

IPA

概要

この記事では、ITパスポート試験の合格体験と、その過程で実践した効果的な勉強法を紹介します。受験者や初心者がITの基本を理解し、試験に成功するためのヒントをお届けします。

はじめに

ITパスポートは、IT業界への就職、あるいは未経験での転職を考えている人や、業務においてIT知識が求められるようになった人にとって、最初の一歩にあたる試験です。

私はIT分野をまったく未経験の状態でSES会社に就職し、1年目の夏にITパスポートの試験に合格しました。その体験をシェアすることで、みなさんの勉強法を確立する手助けや、どうすれば受かるのかをお伝えできればと思います。

勉強法の紹介

無料の学習リソース

過去問道場

定番中の定番。過去のITパスポートで出題された問題が山のように掲載されています。ここで問題を繰り返し解いて知識を定着することが、合格のためにはとても大切な勉強法となります。

しかし、まったくIT分野の知識がない状態で過去問を解くのは、わからないことばかりをガンガンぶつけられてストレスがたまります。まずは参考書を読み、なんとなくの知識を得た上で過去問を解き、知識を定着させましょう。

また、過去問を繰り返し解くと、問題文と答えをセットで記憶するようになるはずです。ITパスポートは過去問から流用した問題ばかり出題されるので、記憶すればするほど点数が上がります。

有料の学習リソース

参考書

ITパスポートの参考書はいくつか種類が出ていますが、基本的にどれを選んでも問題ありません。

その中には、上位資格にあたる基本情報技術者試験や応用情報技術者試験用の本も出ているシリーズものがあるので、IT分野に就職・転職する方はシリーズものの中から選ぶといいでしょう。その後の資格勉強を同じシリーズで進めると、いろんな著者や出版社のクセにいちいち惑わされることがなく、安心して資格勉強に望むことができます。こういった参考書選びもまた、有効な勉強方法です。

ちなみに、私はキタミ式イラストIT塾が好きです。イラスト中心の説明で、無知な状態から読んでもストレスを感じにくいのが大きなメリットです。

学習計画

ITパスポートはすべてのIT系資格の基礎となる知識を取得することができる、とても重要な資格です。毎日1~2時間程度の勉強を1~2ヶ月続けることで、知識をしっかりと定着することができます。

試験範囲は膨大ですが、なんとかなります。

試験対策のポイント

肝心なのは、参考書でなんとなく知識をつける→過去問を解いて知識を定着させることです。AnkiとChatGPTの組み合わせで効率的な資格勉強を実現することもできますので、過去問道場や参考書以外の勉強方法として覚えておいてください。

 

合格体験記

私の場合、SES企業へ入社してから、まず3ヶ月間の研修に入りました。研修は定時で終了するので、「夜に1~2時間程度の勉強時間を確保し、夏に受験する」ことを目標に、3ヶ月の学習で合格を目指しました。

第1週:参考書を流し読み

どの参考書を読みにしても、分量はかなりのボリュームです。特にキタミ式はイラスト中心なのでどうしてもページ数が多くなります。

なので、「内容をしっかり覚える必要はない」「出てくる言葉をなんとなく把握すればいい」という認識で、参考書を流し読みしました。

第2~4週:過去問道場に入門&過去問流し読み(2周目)

過去問を一周してなんとなく書いてある言葉が把握できたら、過去問を解いてみましょう。ほとんど答えられないはずです。

しかし、100問程度解くと、だんだんと「わかること・なんとなく理解していること」と、「なんとなくわからないこと」「まったくわからないこと」が見えてきます。そこで、間違えた過去問をメモし、参考書に何が書いてあるのかを確認しましょう。そして、その内容がぼんやり理解できたらもう一度間違えた過去問の問題文を読み、理解できているかをチェックします。

このやり方で一ヶ月程度学習を進めれば、6~7割程度の過去問が理解できるようになります。

第5~8週:ひたすら過去問を解く

この段階になれば、試験を受ければ合格できるかもしれません。私自身、6週目くらいで「これは受かるな」と思い始めました。

ただ、ITパスポートの勉強は「合格すること」よりも「IT分野の広範な知識を身につける」ことにあるので、引き続き「なんとなくわからないこと」「まったくわからないこと」を潰していきましょう。この時の学習が、のちのキャリアで大きく活きてきたという実感があります。

第9週以降:自身がついたら試験を受ける

ITパスポートは合格率の高い試験で、「合格できる!」という自身がついたら試験を受けに行きましょう。もう大丈夫です。

試験当日

試験勉強をはじめてから2ヶ月後に受験しました。はじめてのIT系の試験。ちょっと緊張しましたが、9割以上正解して合格しました。

過去問道場で解いた問題が大半でしたが、合格がわかった時の開放感は心地よかったです!予定よりも1ヶ月早く合格できたことも自尊心を高める要因になりました。

合格後の変化

試験勉強中にも感じていたことですが、調べ物や研修の内容がスムーズになり、「このページに書いてあることのひとつも聞いたことがない」ということはなくなりました。

ITパスポートは、あくまで「パスポート」。合格したからといって、すぐに現場でバリバリ働けるようにはなりません。現場に配属される「準備ができた」程度です。

しかし、キャリアの第一歩としては非常に大きな歩みです。資格勉強の方法も身につき、それが成功体験になった、というのが、ITの世界で働く上で何よりも大切なことです。

まとめ

ITパスポートは決して難しい試験ではありません。ITの勉強方法を理解するという上でも、一生懸命取り組んで合格しましょう!

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